すべり板は、弾性すべり支承や剛すべり支承の板側の部分です。地震のときは、すべり板の上を積層ゴムやベースポットが滑ることで、建物の揺れを軽減します。すべり板に損傷があると、免震装置本来の性能が発揮されないことがあります。当社では、すべり板の補修工事を行っています。免震点検で補修が必要となった場合には、当社までご連絡ください。
すべり板の補修は、えぐれ傷か線傷かによって補修方法が異なります。
サンドペーパーや電動ヤスリで傷のバリを取り除き、傷の部分に厚めにPTFE塗料(テフロン)を塗ります。
ヒートガンでPTFE塗料を乾燥させ、サンドペーパーや電動ヤスリで塗料を平らにします。そこで出たゴミを清掃して作業完了です。
線傷の補修では、PTFE塗料が定着しにくいので、線傷のバリを取り除く作業のみを行います。サンドペーパーでバリを取り除き、そこで出たゴミを清掃して作業完了です。
すべり板とは、弾性すべり支承や剛すべり支承の板側の部分です。その上に積層ゴムやベースポットが乗っています。地震のときは、すべり板の上を積層ゴムが滑ることで、建物の揺れを軽減します。
竣工前の免震建物であれば、すべり板の上を人が歩いたり、物を引きずったりして傷がつきます。実例として、誤って釘を打ち付けてしまったこともありました。竣工後の免震建物であれば、強風や地震などで揺れた後の傷をはじめ、防塵カバーが取り付けられていない場合に、人の移動やゴミが当たって傷が付く場合があります。防塵カバーの製作・設置を当社で行っていますので、ご要望があればお電話ください。
すべり板は、地震があったときに積層ゴムやベースポットがその上をすべるように動き、建物の揺れを抑える役割があります。その板に傷がある場合は、免震装置本来の能力が発揮されない可能性があります。傷が大きくなる前に補修をすることをお勧めいたします。
PTFEは、ポリテトラフルオロエチレンの略で、商品名「テフロン」で知られている塗料です。
PTEF塗料や乾燥のための装置などの準備、塗装の手間に加え、PTFEを平らに補修する技術が要求されます。プロにお任せください。
対応しております。お見積りでは現地調査が必要ですが、まずはご連絡いただき、すべり支承の図面をご提出ください。詳細は防塵カバー製作・設置をご覧ください。
ヒートガンを使用しますので、100V電源の確保をお願いいたします。もし、電源の確保ができない場合はご相談ください。
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お見積もりのみのご対応もいたしますので、お気軽にご相談ください。
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