クリアランスラバー設置・補修

クリアランスラバー設置・補修

クリアランスラバーとは、免震層の外周に設置されている、免震層と外部の隙間を埋めるゴムです。地球側(非免震側)、もしくは建物側(免震側)のどちらかに固定されており、建物が地震などで揺れても隙間ができないようになっています。

クリアランスラバーは、建物の揺れや経年劣化で損傷することがあります。場合によっては、大きな揺れでクリアランスラバーが取れてしまうこともあります。

クリアランスラバーが損傷すると、免震層に外部との隙間ができ、そこにゴミや小動物、雨水などが入り、免震装置の劣化を早めてしまうことや、可燃物が堆積し火災発生の恐れがあります。

免震点検でクリアランスラバーの損傷が報告されたら、速やかにクリアランスラバーの補修を行うことをお勧めいたします。

クリアランスラバーの補修は、ぜひ当社までご依頼ください。

クリアランスラバー補修内容

クリアランスラバーが外れている場合

クリアランスラバーが正しい位置から外れている場合は、可能な限り正しく取り付け直します。ただし、損傷が激しい場合には新品に交換する必要があります。隣のクリアランスラバーの接続部の隙間が損傷している場合は、その隙間を埋める作業をいたします。

クリアランスラバーが破れている場合

新品のクリアランスラバーと交換いたします。クリアランスラバーは取り付けプレートで止まっています。そのボルトを外し、古いクリアランスラバーを取り外して、新しいものに取り換えます。新しいクリアランスラバーは、新しいアルミプレートで固定いたします。

クリアランスラバーの接続部の補修

クリアランスラバーは、ある程度の長さのもがいくつも並べられています。劣化によりそのラバーが損傷し、隙間ができている場合があります。損傷が激しくない場合は、隙間を埋める補修対応をいたします。また、新品のクリアランスラバーを接続した場合も同様の補修を行います。

お問い合わせからクリアランスラバー設置・補修までの流れ

1.お問い合わせ
まずは、当社までお問い合わせいただき、クリアランスラバーの損傷具合や状態をお聞かせください。
2.図面等ご提出
免震層の構造が判る図面(免震層の平面図など)と免震特記仕様書、免震点検報告書をご提出ください。
3.現地調査
現地調査を行ってからお見積りをいたします。
4.お見積り
クリアランスラバーの製作費ならびに設置・補修費のお見積りをいたします。
5.ご契約・日程調整
お見積りの内容や工事内容にご納得いただけましたら、ご契約をいたします。そのときに工事の日程調整を行います。免震層に入る鍵のご準備をお願いします。
6.クリアランス
ラバー製作
交換が必要なクリアランスラバーは、取り付けプレート(アルミ製)といっしょに新しく製作いたします。製作には1カ月程度かかります。
7.設置・補修
損傷しているクリアランスラバーを補修したり新品に付け替えたりします。
8.作業報告書提出
ご要望があれば、貴社フォーマットで作業報告書を作成・提出いたします。お見積りの段階であらかじめお申しつけください。

よくあるご質問

どういったときにクリアランスラバーが壊れますか?

建物が震災などで揺れたときに、クリアランスラバーが壊れることがあります。また、クリアランスラバーの材質上、経年劣化で高質化し、破れてしまうことがあります。大きな揺れがあった後は、クリアランスラバーがプレートごと外れていることもあります。

クリアランスラバーが取れたままにしておくと問題がありますか?

隙間から免震層にゴミや小動物、雨水などが入る恐れがあります。それらによって、免震装置の劣化を早める可能性や、可燃物が堆積し火災発生の恐れがあります。

クリアランスラバーの製作にはどれぐらい時間がかかりますか?

ご発注をいただいてから1カ月ほどいただいております。

交換した古いクリアランスラバーは処分してもらえますか?

はい。当社にて処分いたします。必要であれば、廃棄処分のマニフェストをご用意いたしますので、お見積り段階で必ずお申しつけください。

免震装置の点検、補修等に関するお問い合わせやご相談、ご依頼等は、
お問い合わせフォームもしくはお電話にてご連絡ください。
お見積もりのみのご対応もいたしますので、お気軽にご相談ください。

03-3356-1107
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(9:00~18:00 土日祝:定休)

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