電気配線点検

電気配線点検

免震建物は、建物側(免震側)と地面側(地球側)に分かれています。その間のスペースには、免震装置だけでなく、電気配線や通信線が設置されています。それらの配線や電気配管は、地震で建物が揺れたときに、その衝撃を吸収するために余長を設けたり、配管であれば可撓管にしたりする必要があります。

データセンターや病院、研究施設では、マンションやオフィスと比べて配線の数が増えます。それらの配線を配線ラックでまとめてあることが多いのですが、配線ラックのクリアランス確保も大切です。

また、建物によっては竣工後に新たに電気配線や通信線、電気配管や配線ラックが追加されることがあります。新しく追加された配線によってクリアランス不足になることが多々あるため、免震点検は定期的に行うことが大切です。

電気配線の点検内容

電気配線の点検では、「目視点検」を行い、次のようなことをチェックします。

  • 配線余長チェック
  • 可撓管の傷や損傷チェック
  • 追加された配線や配線ラックの余長およびクリアランス確認
  • 配線や可撓管の余長およびクリアランス確認

点検での主な指摘内容

電気配線の点検では、次のような指摘があります。

  • 電線の余長不足
  • 電気配管や配線ラックの余長およびクリアランス不足

点検の流れ

1.スケジュールと
図面の確認
効率よく短時間で点検ができるように、免震装置や配線ラックなどの配置や点検の順序を確認します。
2.免震層入り
点検担当者が免震層に入ります。立ち合いが必要な場合は、お客様と共に入ります。
3.点検実施
免震装置や配線の免震点検を行います。点検をした免震装置や配線は、専用チェックシートの記入や写真撮影をいたします。重大な指摘事項があれば、その場でご指摘いたします。
4.借り物の返却
建物の鍵を預かっての作業の場合は、作業中は自社管理し、作業が終了しましたら返却いたします。その他、免震点検の作業でお借りしたものを返却いたします。
5.報告書作成・提出
点検後に免震装置点検の報告書を作成いたします。フォーマットはお客様ご要望のものを使用いたします。報告書提出は、1カ月程度いただいております。

電気配線点検のポイント

電気配線の免震点検で特に注意すべきポイントは、新しく追加された配線や配管、配線ラックの余長やクリアランスです。

配線の追加工事は、免震についての知識がある業者が行えば問題ないことが多いのですが、場合によっては可撓部のない配管を直結してしまっていたり、配線の余長がなかったり、配線をインシュロックで固定されていることもあります。

新しく配線を追加した場合は、スポットでの余長およびクリアランス点検を承っております。

免震装置の点検、補修等に関するお問い合わせやご相談、ご依頼等は、
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お見積もりのみのご対応もいたしますので、お気軽にご相談ください。

03-3356-1107
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(9:00~18:00 土日祝:定休)

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