免震建物は、建物側(免震側)と地面側(地球側)に分かれています。その間のスペースには、免震装置だけでなく、電気配線や通信線が設置されています。それらの配線や電気配管は、地震で建物が揺れたときに、その衝撃を吸収するために余長を設けたり、配管であれば可撓管にしたりする必要があります。
データセンターや病院、研究施設では、マンションやオフィスと比べて配線の数が増えます。それらの配線を配線ラックでまとめてあることが多いのですが、配線ラックのクリアランス確保も大切です。
また、建物によっては竣工後に新たに電気配線や通信線、電気配管や配線ラックが追加されることがあります。新しく追加された配線によってクリアランス不足になることが多々あるため、免震点検は定期的に行うことが大切です。
電気配線の点検では、「目視点検」を行い、次のようなことをチェックします。
電気配線の点検では、次のような指摘があります。
電気配線の免震点検で特に注意すべきポイントは、新しく追加された配線や配管、配線ラックの余長やクリアランスです。
配線の追加工事は、免震についての知識がある業者が行えば問題ないことが多いのですが、場合によっては可撓部のない配管を直結してしまっていたり、配線の余長がなかったり、配線をインシュロックで固定されていることもあります。
新しく配線を追加した場合は、スポットでの余長およびクリアランス点検を承っております。
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