高層ビルや高層マンションでは上層階ほど地震による揺れが大きくなります。制振装置は、躯体にダンパーを組み込むことで地震による上層階の揺れを軽減してくれる装置です。
当社が行っている制振装置の点検では、制振ダンパーと制振壁の点検が主な内容です。制振装置がエレベータピット内や点検口がある場合には、点検可能です。また、制振装置が壁の中に埋まっている場合には、露出している部分は点検が可能です。
制振装置の点検は装置の種類によって異なります。
基本的に制振装置はメンテナンスフリーとされています。施工がきちんと行われていたら、点検の必要はありません。しかし、小さな地震であったとしても動くものは劣化していきます。また、制振ダンパーには油が封入されているので、その油量の点検は必要です。
定期的な点検をおすすめしております。
壁に埋まっているものは基本的に点検できません。壁から露出している部分を点検しております。
油の漏れ度合によっては、経過観測で良い場合があります。制振ダンパーのメーカーにお問い合わせください。
マテリアルリサーチは建物点検の専門業者として、第三者機関として正確に点検実施と報告を行います。
制振ダンパーは、目視で油が漏れているかどうかや発錆がないかどうかの確認だけではありません。免震ダンパーのシリンダーの中に油が封入されています。この油は経年で少なくなってくるため、油量の定期的な点検が大切です。そのときに、油の温度確認が大切です。油は温度で収縮や膨張をしますので、温度補正をかけて油量の変化を確認します。そのときに、前回の計測と比べて油量の急激な変化や、油量減少しすぎていないかを確認します。
このように制振装置の点検は、点検者のスキルが求められることが少なくありませんので、当社のような専門業者に依頼することをおすすめしております。
建物点検専門のマテリアルリサーチに、制振装置点検をお任せください。
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