すべり支承は、すべり板の上を積層ゴムやベースポットが滑って、建物の揺れを軽減してくれる免震装置です。すべり板の上には、砂埃やゴミが堆積したり、免震層内の作業で人や物が傷付けたりすることがあり、すべり支承本来の能力が発揮されないことも考えられます。
すべり板の砂埃やゴミの堆積を防いだり、人が無意識のうちに傷をつけたりすることを防止するために、通常であればすべり支承に防塵カバーが設置されています。
ところが、免震建物によっては、防塵カバーが設置されていない物件もあります。その場合は、当社に防塵カバーの製作・設置をお任せください。
当社の防塵カバーの材質は、難燃性発泡スチロールです。
通常4分割され、すべり支承を囲むように設置します。隙間はアルミテープで固定します。小さな揺れであれば、装置の動きに追従します。大きな揺れの震災があり、すべり支承が大きく動作したときには、アルミテープが剥がれたり、防塵カバーが割れたりして、すべり支承の正常な動作を妨げない構造になっています。ここが発泡スチロール製の利点です。
免震層の入口が扉などの大きな入口ならよいのですが、場合によっては、入口がマンホールであることもあります。そういった狭い入口の場合は、防塵カバーを4分割ではなく、6分割や8分割して、層内に持ち込みます。
当社の防塵カバーは難燃性発泡スチロールです。
ある程度の強度を保つために10mm以上の厚さを推奨しています。最も多い厚みは20mmですが、厚すぎると装置に設置できないこともあります。最適な厚さは図面や現地調査で確認しますが、ご指定がなければ20mmで製造しています。
当社は末端業者ですので、大手企業の製品と比べると安価だと思います。
製作には1カ月程度いただいております。
当社で取り付けまで責任を持って行っておりますので、防塵カバーの販売のみは行っておりません。
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